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反米ってそんなに褒められる事ですか?

今日夕食の席で下宿のアジョシ(おっちゃん)とお話しする機会がありました。
おっちゃんの会話は未だに50%ぐらいしか聞き取れないのですがアメリカ、イラク戦争、ノムヒョン大統領、日韓物価、日韓プロ野球、日本製品など実に多様な話をしました。

プロ野球話においては金でよそのチームからいい選手を引っこ抜いてくる三星ライオンズが嫌いでしょうがないこと、この点は僕もアンチ読売なので意気投合しました。
ロッテも金あるしいい選手あつめられるんじゃないの?と聞かれましたがもともとパリーグのお荷物的存在だったロッテに好き好んでいい選手がくるなんてことはなかなかありあません。
そんなことをいたずらにするチームだったら僕も好きにはなっていなかったでしょう。

認識が古いなと思ったのは未だに韓国の物価は日本よりもずいぶん安いと思い込んでいること。こういう認識を持ってる人って日韓ともにまだまだ多いんでしょうね。
なんどか触れてますが実際はそんなことはぜんぜんありません。
殊に今の異常なウォン高は僕のような外国人には辛いものですし、日本同様、輸出業が経済を牽引している韓国企業にも厳しい現状といえるでしょう。(おかげで日本製品が潤ってる一面もあるわけですが・・・)






ひとつ面白いなと思ったのはおっちゃんがノムヒョン大統領をえらく買っていたことである。その理由は

「ノムヒョンはアメリカのような大国にも一歩も引かずに主張している」

ということらしい。
こういう評価をする人がいるという噂は聞いていたがまさかこんな身近にいるとは思わなんだ。
知っている人は知っていると思うが今の韓国では米韓FTA(自由貿易協定)や在韓米軍の問題などで反米気運が高い状態にある。
そういった民族主義的ナショナリズムを煽るかの如くノムヒョン大統領自ら愚直なまでに反米を訴えている。
こういった『言いたいことを言う』姿勢が一部の韓国人に評価されて、どんなにど素人な外交戦略や内政、特に経済政策で国民を苦しめようとも今まで何とか生き延びてこれている。

確かに言うべきときにきっぱり『NO!』と言う姿勢は必要なことだとは思うが、いたずらに反米を叫ぶことがすなわち国益に沿った行為であるとは到底思えないし、現実的に今韓国の外交戦略は危機的な状態に陥っている。
例えるならば、北のミサイル発射問題では発射直前まで「ミサイルではなく人工衛星」と北を擁護し、実際に発射した後には自らの認識の甘さを棚に上げて日本やアメリカの対応の批判ばかりに走る。
こうした結果、対北制裁決議案は韓国の頭越しにすべてが処理されて、当初制裁には反対に回ると見られていた中国にすら踵を返される始末。完全に国際社会から相手にされない常態に陥っている。
一国の元首としてもうちょっと慎重に考えてから発言したほうがいい。結局それに振り回されて不利益を被るのは国民なのだから。
そういえば日本にも他の議員の悪口ばかり言ってその座を追われた田中真○子なんて政治かもいたなぁ・・・(苦笑

おっちゃん曰く
「日本もアメリカにイエスイエスばかりではなくNOも言ったほうがいい」
とのこと。
んー・・・日本と韓国、その点に関しては足して2で割ったらちょうどいいのになと思うのは僕だけでしょうか?
by lovely-ryugakuchu | 2006-08-01 01:40 | 日記


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